ギンヤンマ属の1齢幼虫 ヤンマ科の1齢幼虫の中で,ギンヤンマ属,トビイロヤンマ属,ルリボシヤンマ属など体の背面の斑紋がよく似ている種があります.よく見るといくらか違いが見られるようです.ヤンマ科の卵は大きく,1齢幼虫も大きいので,拡大率は卵のページの1/2に縮小してあります. ギンヤンマ属3種とマルタンヤンマの1齢幼虫 大きさや体の模様などがすこしずつ違うようなので,写真を同じ拡大率にして,並べて見ました.上からクロスジギンヤンマ(Anax),ギンヤンマ(Anax),オオギンヤンマ(Anax),一番下はマルタンヤンマ(Anaciaeschna)です.マルタンヤンマはギンヤンマ属ではありません. 大きさ:測定した個体数が少ないので,個体差が影響していますが,クロスジギンヤンマが最も大きく,ギンヤンマとオオギンヤンマは同じぐらいです.マルタンヤンマはギンヤンマ属3種に比べると小さい1齢幼虫です. 1齢幼虫の大きさ クロスジギンヤンマ 体長約2.50mm,頭幅約0.87mm,触角の長さ約0.35mm. ギンヤンマ 体長約2.29mm,頭幅約0.81mm,触角の長さ約0.32mm. オオギンヤンマ 体長約2.29mm,頭幅約0.81mm,触角の長さ約0.32mm. マルタンヤンマ 体長約2.07mm,頭幅約0.74mm,触角の長さ約0.30mm.
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