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野外での羽化の様子
このページの最終更新日は2012年1月4日です.
トンボの羽化の時刻は,幼虫を飼育してみるとわかるように,種によってだいたい決まっているようです.ヤンマ科や多くのトンボ科のトンボは日没後数時間で離水し,羽化を行い,日の出頃には飛び立ってしまっているものが多いので,このような種は野外での観察はやや難しいと思われます.均翅亜目やサナエトンボ科,エゾトンボ科のトンボでは,早朝から午前中に羽化する個体が多いので,野外で羽化を観察できる機会があります.しかし,普通夜間に羽化する種でも,気温や天候によっては野外でも日の出以降に羽化している個体があるので,明るい時間帯に観察できることもあります. 1年多世代型のトンボを除くと,孵化する期間は1年の中でも,かなり短い種が多いので,羽化を観察するにはそれぞれの種の羽化時期を知っておく必要があります. 下の写真には観察した年月日と撮影時刻(時:分)を書いておきましたので参考にしてください.なお,羽化がはじまってから飛び立つまでは羽化時間の短い種で1時間弱,長いものでは数時間要します. なお,羽化場所については羽化殻の採集のページを,また飼育幼虫の羽化のページでは数種のおおよその羽化時間がわかりますので参考にしてください. |