ホソミオツネントンボの卵寄生蜂 このページの最終更新日 2004年6月26日です.
ホソミオツネントンボは成虫で越冬するトンボです.近畿地方では平地から山地の湿地,池,滞水,水路などで普通に見ることができます.産卵期は近畿地方では4月上旬から6月下旬頃までです.これまで卵寄生蜂を私は確認していませんでしたが,2004年にホソバネヤドリコバチ科1種を確認しました. 図11-1: ホソミオツネントンボ の産卵と生息環境 図11-2: ホソミオツネントンボの卵 この植物の茎の直径はちょうど1mmでした.卵の長さは1.07mm程度ですので卵は斜めに並んでいます. 図11-3: 卵寄生蜂の色の変化 1:6月20日 2:6月21日 3:6月22日 この蜂が宿主の卵から出てきたのは6月24日の朝でした. 図11-4: 卵寄生蜂が宿主の卵から出てくるところ 図11-5: 大きさ ♂:体長約0.57mm ♀ 体長約0.76mm ムカシトンボ,オオアオイトトンボの卵寄生蜂によく似ていますが,ホソミオツネントンボに寄生する蜂はなり小さな卵寄生蜂です. |