アサヒナカワトンボの卵寄生蜂
このページの最終更新日は2008年2月2日です.
近畿地方では,アサヒナカワトンボ Mnais pruinosa
Selys はごく普通に見られるトンボです.流木やコケに産卵しているところをよくみかけます.コケの中に産卵したアサヒナカワトンボの卵は流木中に産卵した卵より取り出しやすいのですが,これまでコケの中に産卵したカワトンボの卵から卵寄生蜂を見つけていませんでした.今回は1つ1つ丁寧に探したところ,少ないですが卵寄生蜂が寄生している卵を見つけることができました.標準和名が以前のカワトンボからアサヒナカワトンボに変更になりました.
アサヒナカワトンボの生息環境 兵庫県芦屋市 2005/6/14撮影 |
アサヒナカワトンボ♂ 兵庫県芦屋市 2005/6/14撮影 |
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コケに産卵中のアサヒナカワトンボ♀ 兵庫県芦屋市 2004/5/26撮影 |
流木に産卵中のアサヒナカワトンボ♀ 兵庫県芦屋市 2004/5/26撮影 |
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アサヒナカワトンボの卵寄生蜂 2005/6/14〜7/1 撮影 数字は(月/日)ですが,同じ日の分のみ撮影時刻(時:分)も書いてあります.この卵はカワトンボがコケ(タイ類)に産卵した卵です.幼虫は6月17日に卵から出て,6月23日に蛹化し,7月1日に羽化しました. |
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アサヒナカワトンボの卵寄生蜂♀ このヒメコバチ科の♀の大きさは体長1.12mm,頭幅0.25mm,触角の長さ0.44mmでした. |
アサヒナカワトンボの卵寄生蜂♂ このヒメコバチ科の♂の大きさは体長1.05mm,頭幅0.26mm,触角の長さ0.36mmでした. |
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