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ギンヤンマの卵寄生蜂

このページの最終更新日 2003年9月15日


2003/8/27に自宅近くの公園の池(兵庫県芦屋市)で水中に倒れたイネ科植物の茎にギンヤンマが産卵していたので,その茎を持ち帰り,調べてみると,産卵直後の卵と同時に,それ以前に産卵した卵があり,その1つに,卵寄生蜂の幼虫が入っていました.8月30日に幼虫が卵から出てきました.この卵寄生蜂は卵から出て,蛹化するようです.この幼虫は9月2日に蛹化し,9月6日に羽化しました.

図6-1 1.ギンヤンマの産卵 連結して産卵しているのをよく見かけますが,単独でも産卵します. 2.ギンヤンマの生息環境 幼虫は水生植物が適度にある,開けた水面のある池や緩やかな流れの川などに生息しています.

図6-2 1.卵寄生蜂の幼虫が出たギンヤンマの卵の殻 卵の後のほうに幼虫が出た穴が開いていました.2.出てきた卵寄生蜂の幼虫 大きさは約1.4mm. どちらも2003/8/31撮影

 

図6-3ギンヤンマ卵に寄生していた卵寄生蜂の幼虫と蛹 蛹の大きさ約1.35mm.

図6-4ギンヤンマの卵寄生蜂の成虫♀ 大きさと形はアオイトトンボに寄生する卵寄生蜂によく似ています.