コサナエ属
コサナエ Trigomphus melampus (Selys) 羽化殻の大きさ22-24(23.0)mm.頭幅4.5mm.腹部最大幅5.6mm.側棘は
腹部第7節-9節にあります.背棘は腹部第8節,9節にあります.フタスジサナエ,オグマサナエとは腹部第10節が短いこと
と,小さいながら背棘が認められることで見分けられます.
フタスジサナエ Trigomphus interruptus (Selys) 羽化殻の大きさ24-27(25.5)mm.頭幅5.1mm.腹部最大幅5.7mm.側棘は
腹部第7節-9節にあります.痕跡的な背棘が8,9節にある個体もありますが,ほとんどの個体は,ルーペで確認出来る背棘はありません.
腹部第10節はオグマサナエよりは短く,コサナエよりは長いことで見分けられます.
オグマサナエ Trigomphus ogumai Asahina 羽化殻の大きさ27-30(28.4)mm.頭幅4.9mm.腹部最大幅5.5mm.側棘は
腹部第6節-9節にあります.ルーペで確認出来る背棘はありません.フタスジサナエに比べて,腹部第9節と腹部第10節が長く,側棘が短いことで見分けられます.
タベサナエ Trigomphus citimus tabei Asahina 羽化殻の大きさ21-27(25.5)mm.頭幅5.4mm.腹部最大幅7.1mm.側棘は
腹部第6節-9節にあります.背棘腹部第3節-9節にあります.同じぐらいの大きさの他種にくらべて,背棘がはっきりしていること,側棘もはっきりしていることで見分けられます.