ヤンマ科　羽化殻　3

このページは近畿地方で記録のあったヤンマ科の中のギンヤンマ属の羽化殻です．ギンヤンマ，オオギンヤンマ，クロスジギンヤンマの3種はよく似ていますが下唇 （かしん）の形と端鉤（たんこう：end hook）の形で見分けることができます．

下唇の大きさ（長さ）は個体により変異がありますが，それでも見分けるときのキーポイントになります．オオギンヤンマの下唇は細長いのが特徴ですが，ギンヤンマにもオオギンヤンマに近い形の下唇をもつ個体も多いので注意が必要です．

このページの最終更新日は2009年4月27日です．

オオギンヤンマ  Anax guttatus (Burmeister)　羽化殻の大きさ50-52（51.5）mm．頭幅9.5mm．腹部最大幅10.5mm．側棘は 腹部第7-9節にあります．

クロスジギンヤンマ  Anax nigrofasciatus nigrofasciatus Oguma　羽化殻の大きさ46-53（48.6）mm．頭幅9.2mm．腹部最大幅9.3mm．側棘は腹部第7-9節にあります．