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オニヤンマ科の卵

このページの最終更新日は2009年6月26日です.

近畿地方に生息するオニヤンマ科は1種です.近畿地方では,各府県に普通に生息しています.

採卵の方法 オニヤンマは,湿地や小さな流れの砂泥中に,長い産卵弁を突き刺すようにして産卵します.採卵は産卵している♀を見つけて,充分産卵したのを見届けた後,産卵していた場所の砂泥を持ち帰り,その中から取り出します.産卵直後は卵の色が砂粒と見分けがつきませんが,1日後にはオレンジ色になりますので,見つけやすくなります.

産卵中のオニヤンマ♀ 1997年8月23日撮影 兵庫県加西市
オニヤンマ  Anotogaster sieboldii (Selys) 卵の大きさ:産卵時0.72mm×0.56mm.孵化直前0.74mm×0.58mm.卵期:最短51日.平均(半数孵化)67日.(写真 1:産卵後2日目の卵  2:産卵後6日目の卵 3:産卵後67日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫) 1の写真は卵の周囲ののゼリー状物質ががついたままで,それに小さな砂粒がついています.2と3は観察しやすいよう卵の周りのゼリー状物質は取り除いてあります.卵,前幼虫,1齢幼虫は 他の卵のページと同じ拡大率ですので,大きさを比較できます.