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ムカシトンボ科の卵

このページの最終更新日は2009/5/25です.

ムカシトンボ科のトンボは世界に2種います.日本にはそのうち次の1種が広く生息しています.

採卵の方法:産卵した植物に産卵痕がはっきり残るので,産卵痕のある植物を持ち帰ります.卵期や発生を調べるには,産卵中の♀をさがして,産卵をした植物持ち帰ります.持ち帰ったらすぐ,卵を取り出して,水を入れた容器に入れて観察します.

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ムカシトンボの産卵 2000年6月4日撮影 
ムカシトンボ Epiophlebia superstes (Selys)

卵の大きさ:産卵直後1.05mm×0.26mm.孵化少し前1.16mm×0.35mm.卵期:最短17日.平均(半数孵化)18日.卵期は温度〔気温,水温)により大きく変わります.2000年6月に調べた時の室温の平均気温(この間の毎日の最高気温と最低気温の平均値)は27.1℃で,野外の産卵場所に比べるとかなり高いので,卵期は短くなっています.川の上流域の渓流の両側などに生育する各種の生きた植物の茎やコケなどに産卵します. (写真 1:産卵後1日目の卵  2:産卵後6日目の卵 3:産卵後14日目の卵  4:1齢幼虫