トンボ科(アカネ属
を除く)の卵
チョウトンボ,ハネビロトンボ,コモンヒメハネビロトンボ,ウスバキトンボ
このページの最終更新日は2009年7月12日です.
ハネビロトンボ,コモンヒメハネビロトンボは近畿地方では迷入種(偶産種)です.
採卵の方法:産卵している♀を捕まえて,♀の腹端を水を入れた容器につけると産卵します.
トンボ科(アカネ属を除く)は次の4ページに分けてあります.卵,前幼虫,1齢幼虫は同じ拡大率ですので,大きさを比較できます.
他の科は次から進んで下さい.
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チョウトンボ
Rhyothemis fuliginosa Selys 卵の大きさ:産卵直後0.42mm×0.24mm.孵化直前0.47mm×0.32mm.卵期:最短5日.平均(半数孵化)7日.前幼虫の期間(卵から出始めて1齢幼虫になるまで)は約6分です.(写真 1:産卵後1日目の卵
2:産卵後4日目の卵 3:産卵後6日目の卵 4:前幼虫 5A:1齢幼虫全形 5B:頭部を前から撮影 角状突起は小さい)
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ハネビロトンボ
Tramea virginia (Rambur)
卵の大きさ:産卵直後0.49mm×0.44mm.孵化直前0.53mm×0.49mm.卵期:最短5日.平均(半数孵化)9日.前幼虫の期間(卵から出始めて1齢幼虫になるまで)は約4分30秒です.(写真 1:産卵後1日目の卵
2:産卵後3日目の卵 3:産卵後6日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫) 卵は球形に近く,卵前端部に粘着質の付属物があります. |
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コモンヒメハネビロトンボTramea transmarina
euryale Selys 卵の大きさ:孵化直前0.54mm×0.46mm.卵期:最短11日.(写真 2:産卵後8日目の卵 3:産卵後11日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫)
卵は球形に近く,卵前端部に粘着質の付属物があります. |
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ウスバキトンボ Pantala flavescens (Fabricius) 卵の大きさ:産卵直後0.47mm×0.31mm.孵化直前0.56mm×0.40mm.卵期:最短3日.平均(半数孵化)4日.トンボの中でもっとも卵期の短い種と思います.前幼虫の期間(卵から出始めて1齢幼虫になるまで)は約2分30秒です.(写真 1:産卵後0日目の卵
2:産卵後2日目の卵 3:産卵後4日目の卵 4:前幼虫 5:1齢幼虫)
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